中国南方孔子廟「徳慶学宮」と友好交流しました。

2013年10月23日、日本孔子書院訪問団が中国南方孔子廟の「徳慶学宮」を視察訪問しました。徳慶学宮の陳館長を始め孔子廟のスタッフの皆さんに温かく歓迎されました。この場で、両方の孔子廟の創建、発信や保存等のためお互いに協力し合い実質的な交流事業を進めていこうとの合意が形成されました。また、館林市在住の「現代の名工」針生清司さん制作による「宥座の器」が贈呈式を行いました。宥座の器は孔子の教えを具現化したもので中庸の徳、謙譲の徳の大切なことを教えています。

【宥座之器について】

孔子は宥座之器を見て弟子たちに「満ちて覆らないものはいない」と教えたそうです。無理することや満ち足りることを戒め、中庸の徳、謙譲の徳を教えています。
この器、空の時は傾いていていますが、程よく水入れると(中庸)正しく水平を保ち水をいっぱい(満つる)入れるとひっくり返ります。

<原文>
『宥坐之器』
孔子観於魯桓公之廟、有欹器焉。
孔子 問於守廟者曰、「此謂何器。」
守廟者曰、「此蓋 為宥坐之器。」
孔子曰、「吾聞、宥坐之器者、虚則欹、中則正、満則覆。」
孔子顧謂弟子曰、「注 水焉。」弟子挹水而注之。
中而正、満則覆、虚而欹。
孔子喟然嘆曰、「呼、悪有満而不覆者哉」

<訳>
孔子があるとき魯の桓公の廟を見学した。
そこで傾いた器があったので 孔子は廟の番人にたずねた。「これは何の器ですか?」
番人は答えた。 「この器は宥坐の器(ゆうざのき)です」
孔子が言った。 「宥坐の器というのは、水がないときは傾き、中ほど水を入れると まっすぐになり、水でいっぱいにするとひっくりかえるという」
孔子は弟子たちの方を振り向いて言った。「水を注ぎなさい」 弟子たちが水を持ってきて注ぐと、半分ほど入れるとまっすぐになり、 いっぱい入れるとひっくり返り、空になるとまた傾いた。 孔子は溜息をついて言った。「ああ、満ちてひっくり返らないものがあるだろうか」弟子の子路が孔子に「満を持すためにはどうすればいいんですか?」と質問すると。
・優れた才知をもつ者は自信の愚を自覚し
・功績や手柄のあるものは謙譲の心を持ち
・勇力をもつものは恐れを忘れずに
・富をもつものは謙遜すべきである

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